高校生の1級、準1級、2級の1次試験合格率が公表されました。
出題内容、および英検®CSEスコアによる合否判定基準への変更がありましたが、高校生の受検者及び合格率が、2015年に比べ向上したとのことです。
本来、英検®の合格率自体は横ばいであるのですが、今回の向上は文部科学省および高校教育指導現場での努力の賜物と、公式サイトでは分析しています。
2016年度 第1回1次試験
⾼校⽣の受験者数および増加⼈数・増加率
1級: 1,160⼈ 324⼈増 39%増
準1級:12,285⼈ 3,787⼈増 45%増
2級: 84,741⼈ 9,695⼈増 13%増
⾼校⽣の合格率 []内は2015年度第1回の高校生の合格率
1級 : 44.0% [23.0%]
準1級: 18.0% [15.0%]
2級: 34.0% [27.0%]
もともと母数の受験者数が少ないので、受験生のバラツキで合格率が大きく変動するとはいえ、1級の1次試験の合格率が44%になったというのは、英検®始まって以来の珍事ではないかと思います。
教育現場の努力や高校生の頑張りがあったとしても、これほど極端な変動には別な要因があると考えるべきかと思います。
ちなみに2次試験については、高校生のデータ分析はできていないとのことです。