大学入試新テストの英語試験に英検®が採用される
センターによる参加要件確認結果は次の通りです。
◆参加要件を満たすと確認された試験
英検(公開会場実施、1日完結型、英検CBT)、TEAP、TEAP CBT、IELTS(Academic Module)http://www.dnc.ac.jp/news/20180326-02.html
大学入試新テストの英語試験
2020年度「大学入学共通テスト」に実施される大学入試が大きく変更されますが、その最大の目玉が英語試験です。
英検®が推し進めてきた4技能の評価と、文部科学省が目指す英語の4技能のスキルアップの思惑が完全に一致しています。
2018年3月に独立行政法人 大学入試センターが「大学入試英語成績提供システム」を設け、参加要件を満たす民間英語能力検定試験を発表しました。
現在行われている英検®は、4技能のうちのスピーキングに関しては1次試験合格者のみが受験するというシステムのために参加要件に適合しません。
そこで2019年度より「公開会場実施(仮称)」、「1日完結型(仮称)」を実施しますが、対象は高校3年生のみです。
いつから?
2020年度「大学入学共通テスト」から
対象は?
2018年4月入学の新高校1年生以降の生徒
変更点は?
大学入試センター試験の英語は廃止
英検®を高校3年生の1年間に2回だけ受験でき、その結果で判定される
経過措置はある?
当面2021年から4年間は、現状の大学入試センター試験の英語も実施される
一定期間は、英検®のみ、大学入試センター試験の英語試験のみ、両方可能など大学によって経過措置対応が分かれる
今現時点ではどんな課題がある?
マスコミ報道では、英検®に限らずスピーキングテストの試験採点の公平性を保てるのかと指摘されています。
英検®の新試験「公開会場実施(仮称)」、「1日完結型(仮称)」
現時点での情報になります。
繰り返しになりますが、この試験を受験できるのは高校3年生のみです。
公開会場実施(仮称)
1次試験:リーディングテスト・ライティングテスト・リスニングテストの3技能を回答用紙に記述する
2次試験:スピーキングテスト 1次試験とは別の日に面接形式で実施する
現状の英検®と違い、受験生全員が2次試験を受験します。
受験費用(見直す場合があるそうです)
1級:16,500円
準1級:9,800円
2級:7,500円
準2級:6,900円
3級:5,800円
会場:全国400会場(要件を満たす準会場でも実施する予定です)
1日完結型(仮称)
リーディングテスト・ライティングテスト・リスニングテストの3技能を回答用紙に記述する
スピーキングテストは録音方式で実施する
受験生全員が1日で全ての試験を受験します。
受験級は1級、準1級の試験がありません。
受験費用(見直す場合があるそうです)
2級:7,500円
準2級:6,900円
3級:5,800円
会場:全国47都道府県に会場を設置(会場数の拡大を検討中です)
検定合格塾としてコメント
詳細はわからないながらも、2020年からは英検®で大学入試に挑むことが確実になりました。
もちろん英検®受験する方が有利です。
なぜなら他の試験と違い、英検®には長い伝統があるからです。
つまり先輩たちによる攻略法が確立されているので受験対策がし易いのです。
英検®の勉強をするとわかりますが、英語の実力が付くだけでなく勉強の仕方の王道が身に付きます。
検定合格塾としては、英検®で大学入試に臨むことを一押しします。