2017年に入ってから「英検®2級A」についての問い合わせをいただいています。
・自分が2級Aかどうかをする方法についてが3件
・2級Aの認定書をもらう方法についてが4件
いままでにない多さです。
皆さんが戸惑われている理由ははっきりしています。
英検®が2016年度からCSEスコアによる判定方法に切り替わったためです。
それに従って英検®2級Aの判定方法も2016年度以前と2016年度以降で異なっているからです。
そこで、もう1度整理しておきましょう。
英検®2級Aって何?
2級合格者の実力、十分にあることを、公益財団法人日本英語検定協会が認める資格です。
2級Aという試験があるわけではなく、2級の合格者の成績優秀者を後から認定する資格です。
Q:何に使うの?
A:ホームステイや留学する際の英語能力の判定に使われます。英検®2級合格者にも実際は英語力に幅があるので成績上位(それなりの英語力がある)を認定するものです。
補足:本来英検®2級以上の英語力を判断するには、準1級とすればよいのですが、ご存知のように2級と準1級の間にはかなり大きな差が存在しています。それに準1級を受験する人もガクンと少なくなっています。
注意点:英検®2級Aの資格は有効期限がありません。ただし留学の可否判断に使用される場合は、判断する側で合格日から数えて2年間などと限定する場合があります。
公式サイトでは以下のような説明をしています。
海外留学時などの語学力証明として、多くの大学・カレッジで認定されています。
日本国内の大学入試にも活用できます。
英検®2級Aの判定方法:2016年度第1回以降に2級に合格した人
2016年度以降は、ハッキリしていてCSEスコア2150点以上であればOKです。
試験回ごとの問題の難易度によるバラツキはCSEスコア算出時に配慮されています。
スコアは2級合格時の成績表か合格証書を見れば記載されています。
「2級A」の基準となるCSEスコア2150点は毎回固定となります。
バランスのとれた英語学習を促進することを目的に、4技能のスコアをもとに「2級A」を付与いたします。
4技能合計CSEスコアが2150点以上でも、二次試験不合格の場合は、「2級A」とは認定されません。
英検®2級Aの判定方法:2015年度第3回以前に2級に合格した人
2016年の1月に受験していても、2015年度の第3回ですからお間違いのないように。
2015年度中に2級に合格された方、または2級の一次試験に合格され、2016年度に一次試験免除資格を活用されて二次試験に合格された方につきましては、2015年度までの「2級A」の認定基準に基づいて判定いたします。
CSEスコアによる判定以前の場合は、多少面倒です。
1次試験の結果が75%程度以上の正答率 + 2次試験合格
これに該当していることを確認して事務局に有資格者確認依頼をすると教えてくれます。
ややこしいのは75%程度以上の「程度」が開示されていません。74%なら程度に入るのか、70%でもよいのか、不明です。
受験した試験の難易度などに依存した判定表が存在していて判定されるのだと思います。
問い合わせは無料なので、仮に68%でも聞くだけ聞いても叱られることはありません。
以下のページから必要事項を記入するだけです。
※お問い合わせ種類という選択するメニューがありますから「有資格者確認依頼」を選びます。