異例のお知らせ!1級・準1級・2級のライティングテストの注意点

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2016年12月12日に、公式サイトに異例の注意点が掲載されました。

対象は1級・準1級・2級の1次試験のライティングに関してです。

その注意点について解説します。

ライティングテストの採点に関する観点および注意点

2016年度第1回 実用英語技能検定(6月実施)で実際にあった解答例をもとに、ライティングテストが採点される各観点についての解説および解答作成時の注意点を紹介します。


●各観点の解説

観点(1)内容 課題で求められている内容(意見とそれに沿った理由)が含まれているかどうか

アドバイス : 自分の意見と合わせて、その理由を明確にしましょう。その際に、多様な観点から考えて、意見を支える論拠や説明がより説得力のあるものになるようにしましょう。例えば、理由を書く際に、単純に「安いから」や「便利だから」だけでなく、安くなることがどういうことにつながるのか、また便利になることの具体的な例なども書きましょう。

観点(2)構成 英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるか

アドバイス : 伝えたい情報の流れや展開を示す表現(接続詞など)を効果的に使って、自分の意見とその理由や英文全体の構成をより分かりやすくするようにしましょう。

観点(3)語彙 課題に相応しい語彙を正しく使えているか

アドバイス : 同じ語彙や表現の繰り返しにならないように、文脈に合わせて多様な語彙や表現を適切に使用して、自分の意見とその理由を十分伝えられるようにしましょう。

観点(4)文法 文構造のバリエーションやそれらを正しく使えているか

アドバイス : 同じような形の文の繰り返しにならないように、多様な文のパターンを適切に使用して、自分の意見とその理由をより効果的に伝えられるようにしましょう。

観点(1)と(2)について

これは、知っている単語で主語+動詞+目的語(または補語)の単純極まりない回答が多いことから、ちゃんと英文にしましょうよ。ということを言っています。

受験者の心理として確実に頭に入っている単語だけで安全運転したいのはわかりますが、あまりにも稚拙な英文であれば減点しますよ。ということです。

観点(3)と(4)について

これは何を注意されているかおわかりでしょうか?

ライティング試験テクニック(もちろん悪いテクニックですよ)で、問題文をパクるというものがあります。

例えば「フリーマーケットは増えると思いますか?その理由を説明して下さい」という問題に「フリーマーケットは増えると思います」という問題文をほぼほぼ転記する回答法です。(わかりやすく日本語にしています)

回答に問題文を転記されては、採点官も困ってしまいますね。

ここで、英検®の導入している観点についておさらいしておきましょう。

ライティングテストに観点別採点を導入 (対象:1級、準1級、2級)

観点は各級共通で以下のとおり。

内容 :課題で求められている内容が含まれているか
構成 :英文の構成や流れが分かりやすく論理的であるか
語彙 :課題に相応しい語彙を正しく使えているか
文法 :文構造のバリエーションやそれらを正しく使えているか

で、どうするか?ですよね。

ライティング回答で必要なこと

・Topicに対して自分の意見を書く。

・結論を最初に言い切ろう!ワンセンテンスで断言してしまいましょう。英検®の場合、起承転結方式や5W1H方式を意識する必要ありません。

・必ずTopic(問題文)で使われていない英単語を複数入れます。

・「なぜなら」とか「だから」とか適切な接続詞を使うだけで好印象を持たれます。

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