晴れて2019年度第3回英検® 1次試験を合格された皆様、おめでとうございます。
というのもつかの間、2次試験が迫ってきています。
2019年度第3回英検® 2次試験は、A日程の方が2020年2月21日(日)、B日程の方が2020年3月1日(日)です。
2019年度第3回英検® 1次試験結果発表が2020年2月10日にネットで閲覧開始されてから2週間もないスケジュールで2次試験を迎えるわけです。
この辺は他の試験(例えばフランス語検定(仏検))よりも期間が短く、準備が難しいところでもあります。
英検® 2次試験対策って、具体的に何をする?
英検®の2次試験は、現在のところ面接試験です。
つまり試験官とのFace to faceでコミュニケーションをとり、スピーキング能力(技能)を評価して数値化するというものです。
「現在のところ」というのも、いずれパソコン画面で指示に従いマイクに向かって話す方式に移行するためです。(機械式とか録音式などともいわれています)
いずれにしても2019年度第3回英検®の 2次試験は従来通りの面接試験であることに変わりはありません。
では、その2次試験つまり面接試験の対策とは具体的に何をすればよいのでしょうか?
一般的には模擬接試験(リハーサル)しておく
ということになります。
学生さんだと、学校で担当講師が模擬面接して個別にアドバイスしてくれるところもあります。
ただ、実際のところあまり役に立たないことが多いです。
理由は後述しますが、リハーサルのためのリハーサルでは意味がないのです。
一方で、何一つやらずに「当たって砕けろ!」の生徒さんも非常に多いことも現実です。
これは何もやる気がないということではなく、「何をしてよいかわからない」ということが最大の理由です。
ついで「時間がない」ということです。
1次試験合格の喜びや安ど感で、ちょっと勉強や部活など(社会人であれば仕事)に追われている間に、気が付いたら2次試験になってしまうというパターンです。
英検® 2次試験対策でこれだけはやっておこう!
ただし、これだけはやっておくべき必須事項はあります。
それは当日の流れと実際の2次試験の内容(過去問)を頭に入れておくということです。
当日の流れ
英検®の過去問にも流れが記載されていますし、英検®の参考書でも記載されているものがあります。
2次試験用のDVD付属の書籍まであります。
ただ、ここでお勧めしたいのは英検®の公式サイトにある「バーチャル二次試験」という2次試験体験ページです。
各受験級別に用意されていますので、自分の受験する級の2次試験を動画で具体的にイメージすることができます。
動画と言ってもFlashというソフトによるアニメーションで、Youtubeのようなビデオではりません。
英検®の公式サイトはこちら:バーチャル二次試験
過去問
何をスピーキングするのか、イメージがあるのと何も知らないのとでは、当日のパフォーマンスといいますか、結果が全く異なります。
一度は受験級の面接の内容について、過去問の書籍などで参照しておいてください。
こちらも英検®の公式サイトに受験級ごとに問題と解答のサンプルがありますので、最低でもこちらを見ておいて、自分ならこう話すというイメージを持っておくようにしましょう。
英検®の2次試験に準備不足で臨むあなたに
あまり気乗りがしませんが、何も手が付かないまま2次試験を迎えることになった人だけに、幾つか入れ知恵(悪知恵?)を授けたいと思います。
大事なことは以下の2点です。
- 日本語を口にしない
- どんな状況でも沈黙しない
限られた時間制限の中で、考えがまとまらなかったり、焦った挙句に
「あの、ちょっと…」とか「すみません…わかりません」
などのように日本語を口にしてはいけません。
また黙りこくってもいけません。
黙っていると試験官によっては再質問してきます。
それでも黙っていると仕方なく
「それでは、次の質問に移りますよ」
となります。これが最悪のパターンです。
そのくらいなら、
”Sorry, I don’t know.”
とでも言っておきましょう!
2次試験は英語による面接、スピーキング能力をみる試験です。
質問の答えの妥当性より、英語でコミュニケーション取れるかどうかがみられているのです。
受付するタイミングは超重要!
試験会場には時間の余裕思って早めに到着することは必須です。
だからといって一番最初に受付してはいけません。
面接のトップバッターになってしまうからです。
ただでさえ緊張する面接試験で、その一番最初になると余計緊張します。
受付の様子を伺いながら3番手以降ぐらいに受付しましょう。
3番・4番にはメリットが!
もちろん野球の打順の話ではありません。
英検®の2次試験を受験している人ならけ経験されているはずですが、受験生は10名前後にグループ分けされて、試験の進行状況に合わせて都度グループ毎に試験会場の教室前に移動させられます。
高校などの多くの試験会場では、教室内の声が聞こえてきてしまいます。
つまり、どんな試験内容なのか完全とは言わないまでも薄々想像できてしまうのです。
ただし、ですが試験問題は通常2種類用意されています。
しめしめと会場に入ったら、自分の時から前の人の試験と違う問題に変わった!ということもあり得るのです。
そこで、試験開始後の3番・4番くらいなら問題が変わるリスクも低いし、1番、2番の人の試験会場内の様子もうかがうことができるという訳です。